【ミニマリスト】所有を手放して身軽になろう
これまでは何かと所有することがステータスだと感じさせるような世の中の風潮でした。
しかし最近はカーシェアリングやサブスクリプションなど、所有することから借りることへとシフトしているように感じられます。
物は所有することでお金とスペースのコストがかかります。しかも手放す際にも手間とお金を取られる場合があります。
しかし、レンタルやストリーミングに頼ることで、物理的なスペースは確保され、費用を抑えることもできます。
そもそも物を手元に所有することのメリットとは何なのでしょうか?
優越感?それとも劣等感からくる反発?
確かに何かを手に入れることで満たされる満足感はあります。しかしそれって長続きしますか?
ある程度の時間が経つと慣れてしまい空気のように感じられますよね?
欲求とはそういうもので”始めと終わりが重要”なんて言葉を何かの本で見た記憶があります。
どんなに楽しい旅行でも終盤にトラブルがあると全てが台無しになってしまいます。このような感情は物を所有することにもつながってくるのではないでしょうか。
実際に手に入れてみると、イメージと違ったりすぐに飽きてしまったりと無駄な時間を費やす原因にもなってしまいます。
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何かを借りるという行為はお試し期間としても有効だと思います。
例えば気になっている車があったとして実際にレンタカーで乗ってみる。そうすることでイメージとの一致を確かめる機会にもなります。
これは今すぐ自分に必要だと思っても、一度は一呼吸おいて考える時間が必要だと思います。
今はテレビやインターネットで所狭しとCMだの広告が目に留まります。それらを作っている人たちは物を販売するプロですから、消費者の心理をよく熟知していることをお忘れなく。
サブリミナルなんて言葉があるように、対象の物を何度も見返すことで、それがあたかも絶対に必要だとの心理状態に陥る原因にもなります。
だからといって何も見ないわけにはいきません。それなら考え方を変えるのが得策かと思います。
”所有を手放す”
この考えにたどり着くことで多くのメリットがあります。
- カーシェアリングで維持費の節約。
- 音楽配信サービスでハードディスクの容量を使わない。
- 映画のストリーミングサービスで店舗に借りに行く手間を無くせる。
- カメラのレンタルサービスで使うときにだけ多くの機材を試せる。
- シェアハウスで家賃の節約。
このように物を所有する暮らしが生んだ弊害から解放されるのです。
そろそろ”所有”そのものを手放す時代が来ているのではないでしょうか。
まとめ
私が多くの物を手放して感じたことは、どんなに物を増やしてもそんなに人生は変わらないということです。
私の場合はむしろ悪い方向に向かっていたように感じます。コストもさることながら、それを共有してくれる人も少なかったです。
子供の頃、新しいゲームを買ってクリアしたら友達に貸して楽しさを共感できていたことを思い出しました。
インターネットの無かった時代は限られたコミュニティでしかシェアすることしかできませんでした。だからこそ人と人との親密性が強かったんだと思います。
今となってはあの頃が幸せだったのかな?
とはいえそのように記憶に残る経験が一番大事なんだと思います。物で溢れかえった時代だからこそ、”物より経験”を重視する必要性が求められているのではないでしょうか。