【依存を手放す】ミニマリストはネットがあれば生きていけるのか
物を持たない暮らしを続けていると何かとネットに依存していることに気付きました。
物理的な所有を手放すことでネットのサービスを多く利用するようになり、時間とお金の節約につながっています。
例えば
以上のように生活のほとんどがネットで成り立っています。
しかし昨年の胆振東部地震で大規模な停電を経験した時は正直何もできずに苦労しました。
どんなに物を減らした生活が豊かだと感じていても、最低限の物は確保しておかないと苦労することを知りました。
ネットがつながるのも電力があってのことで、それが断たれてしまうと自分の足でどうにかするしかありません。
必要最小限にこだわるのも悪くはないのですが、人と人とのつながりであったりライフラインの確保など、当たり前のことに目を向けることも時には必要だと感じています。
確かにネットは便利ですがそれに依存していては必ずしも豊かとは言えない気がします。
自分の足で買い物に行って商品に触れてみたり、紙の本を読んだり、コンサートに行って生の音楽を聴いたりと実際に経験を通して感じる高揚感もあります。
何でも”ネットでいいや”と考えずにリアルな体験を通して得られるものをもっと大事にしていくことが今後は必要だと思います。
私はミニマルな暮らしに確かな手応えを感じていますが、それと共に激しい孤独感にさいなまれることも時々あります。
おそらくはまだこの暮らしに慣れていないこともありますが、人には欲求というものがある以上それを完璧に捨て去ることは不可能なんだと実感しています。
ネットはあらゆる欲求を満たしてくれますが、現実世界にも目を向けないと行動そのものが疎かになってしまいます。
時には面倒でも以前の暮らしに戻ってみることも必要なんじゃないかと最近感じています。
ミニマリストの中には洗濯機を手放して手洗いしたり、掃除機を手放して雑巾がけをするなど、便利とは程遠い暮らしをされている方がいます。
このように頭と体を使って行動することで普段は当たり前のことにも感謝できるようになれると思います。
ネットに限らず我々の生活を豊かにしてくれる物に対して敬意を払い、何かに依存するのではなく、自分の能力で自立することも必要ではないでしょうか。