【未来予想】これからのミニマリズムについて考える
ミニマリストの存在が世の中に注目されてしばらく経ちます。わたし個人の感想としては一旦落ち着いたように感じられます。
いろいろなメディアで取り上げられても違和感を感じなくなりました。つまり次の段階へ動き始めているのかと思います。
ミニマリストのその先へ・・・
夢を叶えた人、挫折してモノを増やした人、多くの考えが混在する中でミニマリズムそのものの手段を見直す段階に入っているのではないでしょうか。
ミニマリズムはきっかけにすぎない
断捨離で失った喪失感、もしくは充実感は決して無駄ではありません。モノより自分にフォーカスする観点において、何に対して価値を見出すかを再確認できるきっかけになったのではないでしょうか。
それではミニマリストが次に目指すものはいったい何なのでしょうか?
それは整った環境でいかに自分自身を高められるのかだと思います。わたしはこのブログで夢や目標を持つことの重要性について多く語りました。
しかし誰もが明確な目標を見つけられるとは思っていません。なぜならミニマリズムという考えはあくまできっかけに過ぎないからです。
つまりきっかけ作りならミニマリズムである必要は決してないということです。自分にあった手段で次の段階にステップアップすることが重要なのです。
しかし多くの人が目を背けているように感じます。情報に流され、他人も流され、自分の本当に求めるものがわかっていません。
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視界に入るもの、耳から聞こえるもの、触れて感じるもの、多くの刺激によって感情は左右されます。それを踏まえたうえで考えると、ミニマリズムとは理に適っているのだと思います。
あらゆる手段は時代にマッチしたカタチで突如として現れます。数十年前にミニマリストという存在がいなかったように。
ミニマリストの未来
ミニマリストが進化の過程をたどるなら、より身軽になることなのかと思います。
支払いを例にあげるなら、キャッシュレスが浸透し始めています。しかしスウェーデンではスマートフォンやクレジットカードすら持ち歩かずに、ICチップを体内に埋め込む人もいるそうです。
これは”所有を手放した”ということになります。人間はカラダ一つで何事も済ませられる時代が来るのでしょうか。そうなれば衣食住のことすらも考える必要がなくなるのかもしれませんね。
つまり「考える」という行為そのものが無くなるということです。余計な時間を減らすことでより自分を高められる日が来ることを願っています。
しかしどんな時代背景であろうと人が人である以上、感情を失うことだけは避けたいですね。感情に振り回されることも時には必要だと思います。
感情が新しいアイデアであったり、行動を促します。人間は習慣の生き物だと巷ではよく言われているものです。だからこそミニマリストになって行動力を身に付ける必要もあるのです。
まとめ
モノを減らしてやることが無いと感じるのではなく、次の行動に移る手段を日々模索することが必要です。そうでないと断捨離した意味がありません。
モノの進化が止まらないように、我々の進化も意識して日々を暮らすことが重要だと思います。ミニマリストになって完結ではなく、次の段階を考える時期に来ているのだと感じました。