お金の不安を減らす方法
多くの人が抱えるお金の悩み。お金は有限であり無限ではない時点で何かを境に尽きるものです。
それを恐れて必死に働き、時には節約し、使う時には盛大に使う。
この循環を永遠に続けていては何も変わりません。お金と真っ向から向き合わなくてはいずれ苦労します。
毎月のように貯金通帳を眺めて上がり下がりを気にしてばかりいては何のために生きているのかさえわからなくなります。
今回はお金に支配されない生き方を模索していきたいと思います。お金とどのように付き合うべきか、本当に大事なことは果たして何なのかを追求します。
MIND OVER MONEY―――193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
- 作者: クラウディア・ハモンド
- 出版社/メーカー: あさ出版
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お金の存在意義
多くの人は労働という名の縛りに着目して、それに見合った対価を得ようと日々精進します。そもそもその根底にあるのはお金です。
お金が無ければ生活出来ない。お金が無ければ信用を勝ち取れないという固定概念にしばられています。
しかしこれは人間社会の価値観であって現代社会に根付いた方法論でしかありません。人は本来自給自足で生きていたわけであって見返りを求めていたわけではありません。
時代の進化と共に生活は便利になり、見栄やプライドという感情が生まれました。欲が高まれば高まる程にお金の存在が大きくなりそれを求めて稼ぐことに躍起になるようになりました。
しかし流れに取り残された人達は自我を失い殻に閉じこもるようになりました。世間はそんな人達を見下しては努力が足りないと言い放つようになります。
しかしその根底にあるのもお金です。お金の自由=成功だと認識しているのです。人として生まれた以上、その流れに乗るしか本当に無いのでしょうか?
お金を使わなくとも幸せを感じる機会は多くあるはずです。まずはお金と自分の生き方を切り離して考える必要があると思います。他人の価値観に左右されるのでは無く、自分という存在の価値を高めることが重要ではないでしょうか。
お金を切り離した生活とは
わたしがおすすめしたいのはミニマリストという生き方です。物を持たない自由な暮らしです。
本当の自由とは『物・お金・時間』に解放されることだと思います。本来そうあるべきなのでしょうが世間が許してはくれません。
周りと比較してばかりでは何も生まれないことは多くの人が理解していると思います。それでも不可能なのは自分を理解していないからです。
自分自身が人生をかけて追い求めたいのは何なのかを理解した上で動く必要があります。お金を得る喜び、物を手に入れる喜びはあなたを救ってくれます。しかしそれも有限であって長続きはしません。
話しが大き過ぎるのかもしれないですが自分が死ぬ時のことを考え下さい。お金が救いになりますか?物や立場が救いになりますか?いいえ、救いにはなりません。
結局はそこに寄り添ってくれる家族や友人だけなのです。そのことを理解することで見栄やプライドなどという感情はどうでもよくなります。
つまり自分の人生を幸せにしてくれるもの。お金では買えない価値を手に入れることが最も重要だと思います。
お金の不安は消えない
結論からいうとお金の不安が消えることはありません。収入の良し悪しに関わらずです。なぜなら自分の価値とは他人の評価によるものであって、無人島で永遠に孤立でもしない限り不可能だからです。
それでも不安を減らしたければ物への執着を捨てるなど、何かしらを手放すしかありません。しかしその先にある結果が正直どうなるのかもわかりません。
不安とはいついかなる時でも付きまとうものです。それはお金以上に多くもあり少なくもあります。つまり考え方次第だということです。
不安を募らせる要因を理解し、もがき、苦しむことが人生そのものなのです。お金で何でも解決できるかと聞かれたらYESと答えますか?その問いにも正解はありません。なぜならそれが人間社会だからです。
まとめ
今回は哲学的な話題になってしまいました。しかし考えても結論が出なかったのが正直なところです。それなら考えるだけ無駄かと聞かれたらそうではないと思います。
なぜならお金で解決できること、できないことは明確に分かれているからです。どんなにお金があっても治せない病気だってあります。どんなに大金持ちでも孤独な人だっています。
つまりはいかに自己投資できるかが重要になってきます。目先の幸せばかり求めていては解決になりません。もっと10年、20年先のことを考えて行動することがお金の不安を減らす糸口につながるのではないでしょうか。