ミニマリストの失敗談【結論:自己分析が必要です】
どんなにミニマリズムを追求しても、人生がうまくいくとは限りません。YouTubeやブログを拝見していると、ポジティブな側面ばかりが目立つ印象ですが、誤った方向へ進んでしまうと負の連鎖に陥ってしまいます。
結論としては、あまり他人軸に物事を考えない方が効果的だと思います。
私はこの1年半、ミニマリズムを追求した暮らしを続けてきましたが、正直ネガティブに失ったことの方が多かったです。
ミニマリストはこうでなきゃいけないという固定概念にしばられた結果、本当に大事なものを複数も失いました。それは家族であったり、仕事や友人にまで至ります。無駄を削ぎ落とすことに集中し過ぎると、孤独と失望に陥ることを理解できました。
しかし、ミニマリズムをすべて否定するわけではありません。誤った方向へ進まないための注意喚起みたいなものです。
ミニマリズムの注意点
そもそも他人の暮らしを自分に当てはめるのには無理があります。仕事や環境、境遇などが違うわけなので、単純に真似をすれば良いとは限りません。
物の数にこだわったり、不自由のない暮らしを無理に捨てる必要はありません。それは流行りに乗るのと同じことです。
飽きてしまえば、また違う道を探し続ける無限ループに陥ってしまいます。それだけミニマリズムとは人生を左右されるものだということです。
あまりに成功した人達が目立つので、裏の側面がないがしろにされているように感じています。結果がどうであれ、無駄を削ぎ落とす行動には慎重さが必要です。
多くの人が陥るミニマリズムの罠。ミニマリズムの本当の目的とは。
自己分析の必要性
人生を好転させたいのは理解できますが、あくまで手段の1つだということをお忘れなく。まずは自分を知ることがすべてのスタートだと思います。
私はストレングスファインダーというツールを通して、自分の中にある資質を明確化しました。そこで驚いたのが、「収集心」が最上位の資質だったことです。
ミニマリストとは正反対の資質ですよね(笑)
確かに過去の自分を思い返してみると、何かにハマると、とことんのめり込む性質がありました。つまり私にとってのミニマリズムとは、ノウハウを集めるための手段に過ぎなかったのかもしれません。
これは私個人の感想ですが、何事も自分を知ることから始まると思います。周りからの影響に振り回されても、結局は自分をないがしろにしてしまう恐れがあります。
内から外へ
これは「7つの習慣」という本で紹介されているインサイドアウトという考え方です。個人が主体的になり、影響力を発揮するというものです。
ミニマリストの影響力に振り回されるのではなく、自ら小さなステップを踏んで、自発的に人生を良くしていく努力が必要だということです。
一見すると根性論を語っているように思われがちですが、自分が変わらないと周りも変わりません。誰かの真似事をしたところで、己の軸を失うだけです。
終わりに
まずは自分を知る努力、そして行動に落とし込む習慣を持つことが結果として誤った方向へ進まないための予防策だと考えます。
もちろんミニマリストを参考にするのは結構です。しかし、全てを肯定的に捉えることだけは控えるべきだと思います。
最短ルートなんてどこにもありません。自分の軸をもう一度思い返して、正しい方向へと進めるように日々努力していきましょう。
それでは。